
キッチンを丁寧に使っていたはずなのに、いつの間にかシンクに傷がついているということはありませんか?
できれば傷がなく、新品の頃のピカピカで綺麗なシンクに戻したいですよね。
この記事では、ステンレスキッチンの傷を目立たせなくする方法と、傷を予防するのに役立つアイテムをご紹介します。
様々なキッチンシンクの素材の中でも、ステンレスはサビに強く、耐熱性・耐久性に優れています。
強く丈夫なイメージのあるステンレスキッチンですが、なぜ傷がついてしまうのでしょうか。
実は、ステンレスは食器がぶつかっても簡単に割れないように、意外と柔らかい金属で、丁寧に使っているつもりでも気づかないうちに小さな傷ができやすいのです。
原因として多いものは、食器や包丁の刃先、野菜についている細かい砂など、
硬いものがシンクの表面を擦ってしまい傷ができるケースです。
キッチンを使っていれば、当たり前に食器を使用したり野菜を洗ったりしますので、
気をつけていても傷がついてしまうのは仕方ないと考えた方が気が楽になるのではないでしょうか。
ステンレスキッチンの傷を自分で完全に消すのは不可能ですが、目立たせなくさせることはできます。
まずは、以下の道具を用意しましょう。
☆必要な道具☆
シンクを磨くのに使うクレンザーはクリームタイプで、研磨率が20%ほどのものがおすすめです。
クレンザーにはクリームタイプの他にも粉末タイプと液体タイプがありますので、間違えて購入しないように注意してください。
また、研磨率が高すぎるものを使うと余計に傷を増やしてしまう恐れがあります。
必ず商品の成分表を見て、研磨率を確認してから購入しましょう。
クレンザーの粒子は非常に細かく、スポンジに吸収されてしまうと研磨効果が薄くなってしまいます。
そのため、スポンジにラップを巻きつけてクレンザーがスポンジにしみこむのを防ぎます。
ゴム手袋は手荒れ防止のために着用をおすすめします。また、仕上げに撥水スプレーを吹きかけると、シンクの汚れを防止できますよ。
クレンザーを使った手順をご紹介します。
☆クレンザーでシンクの傷を目立たなくさせる方法☆
自分でやるのは大変、もっと綺麗にしたいという方は、プロに全研磨をお願いするのも1つの手です。
業者ごとにシンク磨きの費用は異なりますが、1万円~3万円程度が相場といえるでしょう。
費用はかかりますが、仕上がりは自分で磨くのと比べて断然綺麗になります。
また、傷の程度にもよりますが、シンクだけでなく、天板全体の研磨も専門業者さんであれば可能です。ただし、費用はかなり高額になります。
せっかく傷を目立たせなくすることができたら、できるだけもう傷をつけないようにしたいですよね。
ステンレスキッチンの傷を予防するには、シンクマットや洗い桶を使用するのがおすすめです。
シンクマットを敷くことでものが擦れないようにすることができますし、
洗い桶の中で食器や野菜を洗うことで、硬い陶器や野菜の砂がシンクに触れるのを防げます。
シンクマットや洗い桶を選ぶ時は、まずはご自宅のステンレスキッチンに適した形状・デザインのものを選びましょう。 さらに、シンクマットは水はけが良く、耐熱温度が高いものを選ぶのが良いでしょう。
ただし、シンクマットが汚れているとその効果が発揮できないどころか、反対に不衛生となり、
ステンレスシンクをそのままお使いいただく方が衛生的なので、
シンクマットは常に綺麗に保てるようこまめに掃除するようにしてください。
洗い桶もステンレス製のものを選べばさらに傷つきにくく、衛生面でもメリットがあります。
ステンレスは水アカやカビが発生しにくく耐熱温度が高いという特徴があるため、
漂白剤などを使わなくても熱湯をかけて消毒することができるます。衛生面に優れているので、
食器だけではなく野菜を洗う時や、布きんを消毒するのにも使えます。
ただし、熱湯を使用するときは排水管を痛めないように、必ず水を流しながら行ってください。
また、漂白剤の使用はステンレスの変色の原因になりますのでご注意ください。
ステンレスは意外と柔らかい素材ですので、ステンレスキッチンは使う度に傷がつく可能性があります。
しかし、衛生面や耐久面には抜群に優れているのがステンレスキッチンです。
傷を神経質に捉えすぎず、大切に使ってきた味わいとして楽しむのも良いかもしれません。
それでも、できるだけ傷を目立たせなくさせたいという場合は、今回の記事でご紹介したシンクの磨き方や、
傷を付つきにくくするアイテムを活用してみてくださいね。